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留辺志部川
【るべしべがわ】


留辺蘂川とも書く。上川地方上川町を流れる1級河川。石狩川水系の支流。流路延長23.5km,流域面積64.1km(^2)。北見山地のチトカニウシ山(1,445.8m)に源を発し,西流してポンルベシベ川・オタツニタイオマップ川・ニタイオマップ川・志比内ノ沢・トイマルクシュベツ川・茅刈別川・ウエンナイ川などを合流し,上川町市街で石狩川に合流する。流域は,北見峠(874m)を介して上川盆地と湧別川とを結ぶ通路の一部にあたり,沿岸を国道333号と石北本線が通る。上流部の地質は三畳紀―ジュラ紀に属する日高層群,中流部は日高層群と新第三紀鮮新世の溶結凝灰岩など,下流部は第四紀更新世の安足間川溶結凝灰岩と新第三紀中新世の玄武岩質安山岩・石英安山岩質プロピライトなどからなる。茅刈別川やウエンナイ川と合流する付近からは広い沖積地となり,農耕地として利用され,付近の丘陵には牧場があり,肉牛の飼育が盛んである。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7009552