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浅水川
【あさみずがわ】


県の南東部を流れる川。馬淵川の支川。1級河川。流路延長35km・流域面積127.3km(^3)。三戸郡三戸町北西部の野沢平(のさたい)付近に源を発し,新郷村-五戸町-八戸市をほぼ東北東に流れ,八戸市尻内で馬淵川に合流する。当川の北側を五戸川,南側を馬淵川およびその支流の猿辺川が並行する。当川の流域にはいずれも十和田カルデラからの噴出物である大不動浮石流凝灰岩(約2万5,000年前噴出),八戸火山灰流凝灰岩(約1万3,000年前噴出)が厚く堆積している。この川は凝灰岩を浸食して流れるため,上流~中流では川沿いの至る所に,立ち木が火山灰の高熱によって蒸し焼きになった天然木炭を含む凝灰岩の絶壁がみられる。川沿いには平地は少なく,中流の五戸町浅水から下流にやや広い水田が発達する。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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