100辞書・辞典一括検索

JLogos

16

大佐井川
【おおさいがわ】


下北郡佐井村を流れる川。2級河川。流路延長25.8km・流域面積11.2km(^2)。佐井村南部の湯ノ川越(526m)の西麓に源を発し,東方の古佐井川と並行してほぼ北流し,大佐井で津軽海峡に注ぐ。流域一帯は古くはブナ・ヒバの天然林地帯であり,河口の佐井港は材木の積み出し港であったが,今はほとんどスギの人工林である。大佐井河谷は湯ノ川越を通じて下北西部内陸部と佐井港を結ぶ重要な交通路で,中流域の川目集落は,川内川上流の畑集落のマタギたちにより今から約300年前に形成されたといわれる。この河谷に沿って愛称かもしかライン(現主要地方道川内佐井線)が昭和43年開通した。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7010186