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大魚島
【おおよしま】


おおじま(奥々風土記)・およじま(佐井村誌)・およしま(海上保安庁)ともいう。下北郡佐井村佐井の磯谷から西方約13.5mの津軽海峡にある小島。周囲約70m,海面上約10mの明礁である。島には大魚島灯台がたつ。同灯台は北緯41°23′45″・東経140°49′00″に位置し,白色円形コンクリート造りで,構造物の高さ10.11m,平均水面上18.25m,無等閃白光,光度770カンデラ,光達距離12海里。津軽海峡の潮流の急な箇所を守っている。伝説によれば,同村の原田にある八幡宮は,腰掛八幡ともいわれ,源義経・弁慶がここで休んだという弁慶の腰掛岩にちなんで名付けられたといわれる。この岩を牛の背に積んで運び磯谷の浜に下ろしたのが,現在の大魚島であり,その頃の磯谷浜はこの島とつながる砂浜であったという。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7010287