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北浜
【きたはま】


旧国名:陸奥

(中世)戦国期に見える広域地名。天文年間の津軽郡中名字に「北浜」として14の地名が記されている(津軽一統志/県史1)。北浜の地域は本来外浜の北部地域にあたる。当地域は天正13年大浦(津軽)為信の支配下となった。同18年大浦為信は豊臣秀吉から津軽三郡と合浦(がつぽ)一円を安堵されたが(津軽一統志/新編青森県叢書1),このうち合浦が外浜と北浜にあたるとみられる。正保国絵図によれば,北浜の地域は田舎郡に包摂されている。なお,当地域は,江戸期には外ケ浜上磯と称される。現青森市,東津軽郡西部の地域に比定される。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7010686