100辞書・辞典一括検索

JLogos

12

古佐井川
【こざいがわ】


下北郡佐井村を流れる川。2級河川。流路延長7.6km・流域面積30.6km(^2)。佐井村東部の荒沢山(671.6m)北麓に源を発し,中流域で焼山沢を合わせ,佐井で津軽海峡に注ぐ。付近の地質は硬質頁岩・凝灰岩・玄武岩・流紋岩などの新第三系の地層で構成されており,河川は深いV字谷の幼年地形をなす。河岸にはほとんど耕地がなく集落もない。流域はヒバ・ブナの天然林地帯で,古く寛文年間からヒバ材を切り出し,河口佐井村元村の古佐井にあった田名部七湊の1つの佐井湊から積み出している。昭和45年荒沢をさかのぼり,大畑川上流の奥薬研温泉・薬研温泉を経て大畑町に通じる林道,愛称あすなろライン46.5kmが開通。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7010873