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白神山地
【しらかみさんち】


弘西山地とも呼ばれる。県南西部にあり,秋田県との県境をなす山塊。西津軽郡岩崎村・深浦町・鰺ケ沢(あじがさわ)町・中津軽郡西目屋村にまたがる。向白神岳を最高峰に白神岳・真瀬岳・摩須賀岳・二ツ森(1,088.2m)・青鹿岳・冷水岳(1,043.2m)などの山峰からなる。白神岳・向白神岳には,先第三系の花崗岩類が分布する。当山地は,津軽地域では最長の流路をもつ岩木川をはじめ,西から津梅川・笹内川・追良瀬川・赤石川の源流をなす。また,岩崎村笹内川に沿って進み西目屋村暗門川に至る全長約60kmに及ぶ弘西林道の開通によって,当山地の主要森林である見事なブナの原生林を車で観察できるようになった。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7011333