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新田地方
【しんでんちほう】


岩木川下流の津軽平野をいう。藩政期,藩直営の御蔵派立により成立した五所川原市新田・広須新田・木造(きづくり)新田・金城(かなぎ)新田・俵元新田などの地域で,現在の北津軽郡鶴田町以北に相当する。排水不良の低湿地で,サルケと称する泥炭層が分布し,岩木川河口付近には,近年まで広大な湿原を残していた。第2次大戦後の十三湖干拓事業と大規模な土地改良事業により,腰切田と称された湿田は姿を消し,農地の生産性も向上した。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7011400