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八戸平原
【はちのへへいげん】


八戸市と階上(はしかみ)岳の間に広がる蒼前平段丘・白銀平段丘などを含む標高50~250mの平頂丘陵地域の総称。昭和40年代後半から着手された国営八戸平原総合農地開発事業が八戸平原の名称の始まり。かつて開田ブームの時期,新井田川上流の南郷村世増(よまさり)にダムを建設し,その水でこの地域に田地を開こうと計画されたが,その後の米作抑制策によって畑地潅漑に切り替えられた。計画面積は八戸市,三戸郡南郷村・階上町,岩手県軽米町にまたがる2,412haで,内訳は農地造成1,249ha(本県分924ha),区画整理1,163ha(本県分801ha)。用水路70km,道路298km,ダム建設1か所,総事業費269億円となっている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7012397