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引ノ越山
【ひきのこしやま】


東津軽部平内(ひらない)町内童子にある山。標高266.7m。新生代新第三紀の石英粗面岩・凝灰岩および複輝石安山岩で構成される独峰状の山で,古来旱魃時にはここで雨乞の儀式が行われたといわれる。昭和35年頃から,コンクリート用,道床用に複輝石安山岩の採掘が行われ形状が著しく変わった。山名の由来は,当山を別の場所に移動しようと力持ちの童子に頼んだが「引き残された山」という伝説にちなむといわれる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7012531