平川
【ひらかわ】

県の南西部を流れる川。岩木川の支川。１級河川。流路延長42km・流域面積830．９km(^2)。秋田県境の柴森山付近を源流とし，上流では西に流路をとるが，その後ほぼ北西に変わり，南津軽郡碇ケ関(いかりがせき)村・大鰐町を経て，弘前市に入り，同市の東境をなす平賀町―尾上町―田舎館村―藤崎町を通り弘前市三世寺付近で岩木川に合流する。多くの支流があるが，主なものとしては，津苅川・大落前(おおらくまえ)川・虹貝川・三ツ目内川・大和沢川・引座川・浅瀬石川・土淵川などである。上・中流域は大鰐碇ケ関温泉郷県立自然公園となっており，相乗温泉・碇ケ関温泉・大鰐温泉などがある。特に大鰐温泉にはスキー場があり，国体をはじめ全国的なスキー大会が開催される。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7012565