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弁天島
【べんてんじま】


下北郡大間町にある島。本州最北端の大間崎の北方約800mの海上に浮かぶ無人島。昭和43年7月下北半島国定公園の一部に指定。周囲2.73km,標高11.6mの低平な台地状をなし,柱状節理が発達した流紋岩で構成される。中央の小高い丘の上には大間埼灯台がある。白と黒の横線円形のコンクリート造りで,海面からの高さ35.7m,光度12万カンデラ,光達距離17海里。大正10年11月から点灯を開始し,津軽海峡を照射する。島の南部には弁財天を祀る弁天神社がある。本殿は大間崎の突端にあり,祭礼は4月3日。当島は北海道との最短距離にあり,対岸汐首岬までわずか18kmで,北海道の山々を眼前に眺望できる。周辺はカレイ・スズキ・タナゴなどの好釣り場となっている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7012821