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増川岳
【ますかわだけ】


東津軽郡三厩(みんまや)村南部にある山。標高713.7m。主な構成岩種は石英安山岩で,新生代新第三紀の火成活動による。登山道は,当山を取り囲むように開析する西股谷と南股谷の分岐点付近から整備されており,これに沿って津軽半島の代表的な植生を観察することができる。トチノキ―サワグルミ林,ヒノキアスナロ林,ブナ林,ダケカンバ林,チシマザサ草原が高度の増加とともに順次出現する。名称の増はマス,すなわち猿を意味するといわれる。ニホンザル・ニホンカモシカが生息する。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7012931