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山田川
【やまだがわ】


津軽平野の西部を流れる川。岩木川の支川。1級河川。流路延長29.6km・流域面積283.8km(^2)。岩木山の北部を水源とし,ほぼ北に流路をとり,中津軽郡岩木町―弘前市―西津軽郡森田村―木造(きづくり)町―車力村を経て,北津軽郡市浦(しうら)村で十三湖に注ぐ。上流域に当たる岩木町・弘前市では長前川と呼ばれる。森田村では小戸六溜池・狄ケ館(えぞがだて)溜池,車力村では田光(たつぴ)沼に流れ込む。森田村・木造町では古山田川と新山田川に分かれて流れており,これらが木造町手代森付近で妙堂川とともに合流し山田川となる。流域は昔から洪水常襲地帯であり,古くは津軽4代藩主信政が新田開発政策の一環として治水工事も行っている。また,内水路として水運にも利用されてた。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7013275