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大和山
【やまとやま】


東津軽郡平内(ひらない)町外童子の宗教法人大和山松緑神道本部がある一帯の呼称。大和山松緑神道は青森市出身の大和松風(田沢清四郎)が教祖で,大正8年に霊験を受けてから同地で修行,北海道・東北一帯の布教に努めた。昭和5年教団を結成。同27年には宗教法人となる。同41年松風が亡きあと子の田沢康三郎が2世救主として跡を継ぎ,現在は50数か所に道場を設置し,信徒10数万を数えている。生産と信仰の実践をする共同体組織を有し,働く教団としての特徴をもつ。山内には諸堂や信徒宿舎のほかに松風塾高校もある。山内に湧き出る水は有機ゲルマニウムを含むといい,山吹の水と呼ばれ,各種疫病に効き目のある霊水として知られる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7013277