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夜越山
【よごしやま】


東津軽郡平内(ひらない)町家岸南方にある山。標高約180m。北麓を国道4号が通る。一帯は夜越山森林公園として整備が進み昭和43年完成した。サボテン園やスキー場もあり,年間を通してレジャー客でにぎわう。「平内町誌」によると,山名はアイヌ語のヤム・ウシ・ナイすなわち栗の実の多い沢の意のなまったものとされる。伝説によると,昔この山は内童子に位置していたが,一夜のうちに移されたためこの名が付いたといわれる。また,一説には,夜間この山を越して他の地へ通ったことからとも伝えられる。昭和17年山麓に暗渠排水用の土管工場が建設されたが,社会情勢の変化と経営不振から同25年に閉鎖された。昭和37年県立林業試験場が建設された。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7013321