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鵜住居川
【うのすまいがわ】


鵜住居川水系の本流。2級河川。釜石市北部を流れる。延長23km。上流部では橋野川,鵜住居川は下流の呼称。支流も多い。北上山地の石仏山(875m)から南流する本谷川,権現山(970m)から東流する赤柴川,六角牛山(1,294.3m)から東流する青の木川が合流して橋野川となり,能舟木川・沢檜川・横内川・板橋川・鈴川を合流して栗林町で鵜住居川となり,東流し太平洋に注ぐ。この間の支流に大沢川・長内川がある。流域は山間部が多いが,上流の青の木川流域に日本最初の洋式高炉跡(国史跡),中流の栗林に藩政時代の百姓一揆の指導者三浦命助の碑がある。河口は大槌湾で遠浅の砂浜海岸が広がり根浜海水浴場になっている。根浜海岸から主要地方道釜石遠野線が川沿いに走り,笛吹峠で遠野市と結ばれている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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