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大松倉山
【おおまつくらやま】


岩手郡の松尾村と雫石(しずくいし)町にまたがる山。標高1,408m。「くら」は大小の崖や岩の意で,火口は西に傾き,尾根の下方の瘤が小松倉山である。アスピーテ(楯状)型の山容。裏岩手連峰縦走路にあり,登山口は松川・滝ノ上にあるが,網張温泉から登山リフトを利用すると,山頂まで50分ほどのコースがある。尾根は展望が開け,冬は網張―三ツ石山―松川温泉を結ぶスキーツアーコースがある。岩手火山より古い歴史を持つ当山が一大噴火口であったことが,馬蹄型の周囲8kmもある火口壁が示している。南は葛根田川が流れる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7013949