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黒倉山
【くろくらやま】


岩手郡松尾村南部に位置する山。標高1,568m。「くら」は崖・壁の意。岩手山の西方,鬼ケ城カルデラ壁西端にある。寄生火山の1つとみられ,大地獄火山の噴出後,その山頂に近い西側斜面に噴出したもので,カルデラ形成の際の陥没により,カルデラ壁にのった形となった。裏岩手縦走コースの起点大地獄笹小屋跡から登ると山頂に至る。山頂左手には大屏風の尾根が剣のような歯を連ねて頂上薬師岳に延び,右手には鬼ケ城が連なり,足下には大地獄の噴煙とともに,七滝の音が聞こえる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7014449