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潮吹穴
【しおふきあな】


崎山の潮吹穴ともいう。宮古市崎鍬ケ崎,日出島の対岸に発達した海食洞。基盤岩は下部白亜系の暗褐色礫岩層で構成され,洞穴は節理に沿って発達し,海岸線から10m余,海面から5m前後の位置にある。奥行き約3m,深さ65mの紡錘形を呈し,北東ないし東風の強い時に30mを超す高さに海水を噴き上げる。三陸海岸では最も典型的海食性潮吹穴で観光名所の1つとなっている。昭和14年9月9日,国の天然記念物に指定された。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7014783