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茶臼岳
【ちゃうすだけ】


岩手郡松尾村の北西部に位置し,二戸郡安代(あしろ)町にまたがる山。標高1,578m。山名は,昔,坂上田村麻呂が,国土鎮護のため茶ひき臼を祀り茶臼観音としたと伝えることにちなむ。山容は鐘状で頂上に溶岩が露出し,南側に大火口がある。火口内には熊沼・石ガ夕沼・夜沼がある。茶臼火山の南側火口壁は崩壊し,北ノ又川の谷に面しているが,大爆発により東南側に大長根溶岩流を生じた。形状はアスピトロイデ型。当山と源太森・畚岳が八幡平の三大展望台をなしている。北東の松尾鉱山跡から八幡平頂上までアスピーテラインと呼ぶ有料道路が昭和44年開通し,南麓を通る。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7015309