豊沢川
【とよさわがわ】
![](dev/images/h-r-.png)
北上川水系の支川。1級河川。花巻市を流れる。延長33km。水源は市の北西部,岩手郡雫石(しずくいし)町境。上流に豊沢ダムが造られ豊沢湖(人造湖)がある。上流は山間部を流れるが,中流から下流にかけては灌漑用水の役割を果たす。市の中心街の南桜町で北上川に注ぐ。上流域には温泉が多く,新鉛・鉛・高倉山・大沢・志戸平・松倉の各温泉がある。中流の平坦地に湯口・太田・上根子などの集落が開け水田地帯が形成される。合流点付近には市の中心街が広がり,花巻城跡,勝行院の国宝木造阿弥陀如来坐像など文化財も多い。近年流域の丘陵地にブドウ園・リンゴ園が広がり,観光資源にもなっている。支流に大沢川・三ツ沢川・瀬ノ沢川・寒沢川がある。
![](dev/images/h-r-.png)
![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7015485 |