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八卦野
【はっけの】


紫波(しわ)郡紫波町の国鉄東北本線日詰駅西方の段丘上にある外谷地付近の丘陵地の旧称。奥羽山脈から流れ出る滝名川の扇状地の扇端部に位置し,現在は丘陵地西端に八卦の地名が残る。沢沿いの低湿地の開発は古いが,赤土と砂礫からなる丘陵地は松が茂る荒地で,旧陸軍の演習地にも利用されていた。第2次大戦後に開拓で入植が行われ,国の土地改良事業で滝名川上流の山王海ダムと灌漑用水路の完成により現在は一面の水田地帯となっている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7015795