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三ツ石山
【みついしやま】


岩手郡松尾村の南西部,同郡雫石(しずくいし)町と境をなす山。標高1,463m。山名はどの方向からも3つの峰に見えることにちなむ(奥羽山脈の地名)。山地の形状はアスピトロイデ型で,火山体ができたあと最後の噴出物(溶岩塊)が頂上に堆積する。裏岩手連峰縦走コースの尾根の1つ。大松倉山から道は下りとなって三ツ石山荘に着く。オオシラビソの林と池塘湿原を眺めることができる。三ツ石山荘から北の松川温泉,南の滝ノ上温泉に通じる道がある。三ツ石山荘から山頂まではやや登りで,露出する巨岩とハイマツやガンコウラン・コケモモなどの景観が広がる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7016167