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屋ノ棟岳
【やのむねだけ】


岩手郡安代(あしろ)町と同郡松尾村の境に位置する山。標高1,397m。山名は棟のような形の高山の意味(奥羽山脈の地名)。八幡平―源太森―茶臼岳―大黒森―屋ノ棟岳―前森山―七時雨山と続く火山列の一峰。大黒森と当山南麓の標高900m付近に,かつて東洋一の硫黄鉱山として知られた松尾鉱山跡がある。鉱山跡周辺は,亜硫酸ガスによる煙害で立木は枯れはて,鉱山廃水は赤川を流れて北上川に注ぎ,長い間赤褐色に濁らせ酸性化の問題が生じた。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7016345