100辞書・辞典一括検索

JLogos

14

鳴子峡
【なるごきょう】


玉造(たまつくり)郡鳴子町の南域にある渓谷名。鳴子駅西方およそ1.8kmに位置し,国道47号の大谷川橋から入る谷あいで,ここから中山平まで約6kmにわたって大谷川の渓谷。第3紀中新上部の鳴子峡凝灰岩層を大谷川が深さ80~150m・幅10~100mに浸食した標式的なV字谷。両岸は風化作用により,石英粗面岩質集塊凝灰岩が著しく浸食され,土柱形式のものがつくられて乱立し,その形態により虫喰岩・獅子岩・立石・胎内潜り・猿の手掛岩などの称がある。白糸の滝をはじめ4筋の滝も見られ,歩道はこの渓谷内を4kmにわたって整備されている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7018661