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二迫川
【にのはさまかわ】


「にのはざまがわ」ともいう。栗原郡北西部の川名。北上川水系迫川の支流。栗原郡栗駒(くりこま)町文字の揚石(あぐろし)山(869m)に源を発し,栗駒町文字(もんじ)を貫流,鶯沢(うぐいすざわ)町を東流して島巡(しまめぐり)から栗駒町桜田,築館(つきだて)町城生野(じようの)と流れ,一迫(いちはさま)川に合流する。一迫・二迫・三迫各川のうち最も流路が短く,かつ水量も少ない。流域は古くから開発が進み,水田地帯となり,多くの堰が築かれ灌漑用水が堰き上げされていた。支流は少ないが,鶯沢町南郷秋法(あきのり)を流れる鉛川(なまりがわ)があり,同町袋の宮林前で合流する。この鉛川は細倉鉱山の鉱毒を含み,袋から下流で鉱害が出ており,昭和44年以後,カドミウム汚染が問題化している。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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