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大鉢流山
【おおはちながれやま】


山本郡八森(はちもり)町と青森県西津軽郡岩崎村との境にある山。標高626m。白神(しらがみ)山地の西端に位置し,兜流(かぶとながれ)山に北隣する。基盤岩石は先新第3紀の花崗岩。その上に新第3紀の変質安山岩,さらに安山岩質凝灰岩・火山角礫岩が重なっている。山名は,大きな鉢を伏せたような山容と,その斜面の急なことによるという。山麓は須後(すご)崎付近で海岸まで迫り,津軽藩領とを結ぶ大間越(おおまごし)街道の難所となっていた(大日本地誌)。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7020220