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大湯川
【おおゆがわ】


鹿角(かづの)市西部を流れる川。十和利山(991m)に源を発する田代川が田代平を流下し,小田代川と合流,県境沿いに流れる小国(おぐに)川・大清水川を合わせる。さらに広森川を合わせて大湯川となり,南西流し大楽前(おおらくまえ)沢をも合わせ,大湯付近で安久谷(あくたに)川と合流,毛馬内(けまない)付近で米代(よねしろ)川に注ぐ。流路延長37.8km,流域面積225km(^2)の1級河川。中流に銚子(ちようし)の滝・中滝・止(とまり)滝などがあり,それらの地形を利用して銚子・止滝・大楽前・沼平(ぬまだいら)・扇平(おうぎだいら)・大湯の6発電所がある。川名の由来の大湯は古くから温泉で知られる(地名辞書)。下流の左岸段丘中通地区には,特別史跡の大湯環状列石がある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7020275