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小猿部川
【おさるべがわ】


北秋田郡鷹巣(たかのす)町を流れる川。竜ケ(りゆうが)森(1,050m)に源を発する仙戸石(せんといし)沢・大湯津内(おおゆづない)沢・小湯津内沢が合して小猿部川となる。明又(あかりまた)を経て北西流し,葛黒(くぞくろ)で奥見内(おくみない)沢を合わせ,さらに品類(しなるい)川・小森川を合流,大野尻付近で米代川に注ぐ。流路延長33.7km,流域面積195.7km(^2)の1級河川。上流に明又・揚ノ沢(あげのさわ)・奥見内・門ケ沢(かどがさわ)などの鉱山がある(鉱山誌)。流域は林産資源に恵まれ,藩政期の保安政策もよく,阿仁(あに)鉱山に用材を供給。各山元から鷹巣まで森林軌道が敷設されていたが,現在はトラック輸送に変わった。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7020342