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雄長子内岳
【おちょうしないだけ】


雄勝(おがち)郡稲川町にある山。東鳥海(ひがしちようかい)山塊の後斜面に位置し,標高456m。第3紀火山岩の残骸で,流紋岩からなる。山の滝の上は扁平で,銚子口に似ており,長子沢と呼ばれた。北隣の山容が秀麗であるので,雌長子内岳と呼ばれたのに対し,雄長子内岳と命名された。山頂に太平(たいへい)山三吉神社の小社があり,山腹に春日神社がある。山麓の長子内鉱山は,文政年間,銀山として稼行された。第2次大戦中,探鉱・採鉱を行ったが,発展するには至らなかった。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7020351