五ノ宮岳
【ごのみやだけ】

鹿角(かづの)市にある独立峰。国鉄花輪線の八幡平(はちまんたい)駅の東方４kmに位置する。標高1,115m。主に緑色凝灰岩からなる。山名は，継体天皇の五ノ宮の皇子をまつるという（奥々風土記），五ノ宮権現に由来。山腹636mに薬師神社があり，宮麓(みやふもと)の小豆沢(あずさわ)集落には大日孁貴神社がある。山頂の五ノ宮権現神社は春先の残雪期に行われる三岳（三倉・皮投・五ノ宮）参りの一道場。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7021025