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白神山地
【しらがみさんち】


県北西部青森県境付近に広がる山地。出羽山地の北端にあり,古くは出羽・陸奥の国境,近世には秋田・津軽の藩境をなした。最高峰は青森県側の標高1,243mの向白神(むかいしらかみ)岳で,主な山に秋田県側の標高1,178mの田代(たしろ)岳,1,158mの駒ケ岳(こまがたけ)などがある。鉱物資源・林産資源に恵まれる当山地を源とする河川の1つに,米代(よねしろ)川の支流藤琴(ふじこと)川があり,その上流に鉛・亜鉛・銅の生産で知られた太良(だいら)鉱山の太良峡と支流粕毛(かすげ)川上流の素波里(すはり)峡がある。同地は山本郡二ツ井(ふたつい)町のきみまち坂とともに昭和39年きみまち坂藤里峡県立自然公園に指定。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7021413