常盤川
【ときわがわ】

能代(のしろ)市を流れる川。焼(やけ)山（962m）に源を発し，滝の沢・大庫(おおくら)沢・満内(まんない)沢・毘沙門(びしやもん)沢を合わせて南流し，常盤付近で米代(よねしろ)川に注ぐ。流路延長20km，流域面積37.2km(^2)の１級河川。上流地帯に玄武岩・石英安山岩が分布し，浸食は進んでいない。中流部は峡谷を形成し，直流するのに対し，川沿いに林道が屈曲する。川名は旧常盤村に由来。流域の沖積低地は水田化されているが狭少である。集落は両岸の段丘上に立地している。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7022026