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三種川
【みたねがわ】


三谷(みたに)川ともいう(地名辞書)。山本郡琴丘(ことおか)町・山本町・八竜(はちりゆう)町を流れる川。高杉山(362m)に源を発した黒森川が,大荒沢川・茨島(ばらじま)川・西又川・小又川と合流して三種川となり,石倉山(148m)を回流し,添畑(そえはた)川・谷地沢(やちさわ)川を合わせる。森岳(もりたけ)付近から西流,湖東平野に出て,鵜川(うかわ)川と合流して,八郎潟東部承水路に注ぐ。流路延長32km,流域面積171km(^2)の2級河川。川名は「この川水は,長寿の種,福禄の種,楽の種なり」とする伝説(房住山昔物語)に由来。断層・背斜軸が南北に走る丘陵を横断するため,当川は蛇行著しく,谷・盆地を形成し,流域に灌漑用の堤・池が多い。角助(かくすけ)堤は最大規模。石倉山北西に森岳温泉がある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7023042