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湯瀬渓谷
【ゆぜけいこく】


県北東部,鹿角(かづの)市八幡平(はちまんたい)の米代(よねしろ)川上流の渓谷。国鉄花輪線湯瀬駅から徒歩約5分。米代川が奥羽山脈を突き抜ける先行性河川部分で,両岸には新生代第3紀の凝灰岩からなる絶壁が露出し,奇岩怪石があり,急流が岩を嚙んで,地蔵岩・ハッパ岩・天狗橋・ニラ平・剣が峰などの景観を構成する。また旧湯瀬街道上にも当たり,藩政期から岩手と鹿角地方を結ぶ重要ルートの中継基地でもあった。昭和52年の新観光秋田三十景の1つ。川瀬から湯が湧いて湯瀬と名づけられたという。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7023315