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大山川
【おおやまがわ】


庄内地方南部,延長2万7,350mの一級河川。赤川の支流の1つ。鶴岡市の南東端に位置する三俣(みつまた)山北西麓に端を発し,同市の中央部を北流して赤川に合流する。少連寺(しようれんじ)川・湯尻(ゆじり)川・大戸川・千安(ちやす)川などの支流を含め流域面積93.1km(^2),うち55%は平野流域。本支川合わせて20余か所の用水施設があり,鶴岡市・酒田市・東田川郡三川町の3市町にまたがる赤川左岸西部を潤す。灌域面積2,000ha余。大山地区は鶴岡市街の西方加茂台地に位置する。背後の高館山は天文年間以来,武藤氏・最上氏・本庄氏・酒井氏に継承された居城跡で,庄内平野西部の要地にあたり,尾浦(大浦)城・大山城の名で知られた。大山の酒造の歴史は1,000年を超えるといわれ,酒の町としても知られる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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