100辞書・辞典一括検索

JLogos

7

置賜白川
【おきたましらかわ】


置賜地方中央部,延長42.4kmの一級河川。最上川の支流の1つ。磐梯朝日(ばんだいあさひ)国立公園内の飯豊(いいで)山(2,105m)東麓,東置賜郡飯豊町大字岩倉地内に端を発する。岳谷(たけや)・岩倉などの山地集落をぬって北東流し,大字川内戸(かわないど)地内から東流する。支流広河原川合流点付近から谷底は開け,右岸は玉庭丘陵地帯(広義の米沢盆地西縁)となる。谷中谷を呈しながら長井盆地に達し,小白川・萩生川を入れて長井盆地南部,長井市大字泉地内で最上川に注ぐ。なお,幹川最上川はこの合流点より上流を松川とも称する。流域面積147km(^2),うち83%を山地が占める。昭和42年の羽越水害を機に国営白川農業水利事業が行われ,諸施設は一新したが,それ以前も,米沢藩政以来赤岩堰・長堀堰・大塚堰・八幡堰などが造られ,積極的な灌漑取水が施された。灌域は米沢盆地北部・長井盆地南部。飯豊町大字高峰には昭和54年白川ダムが完成した。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7024152