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白山島
【おしま】


「はくさんじま」ともいう。由良海岸の北西200mにある小島。陸地からの砂州の発達と架橋工事によって不完全な陸繋島を形成している。島は頁岩を貫いて噴出した玄武岩によって形成され,高さ72m。石段を登ったところに神社があり,大同年間に加賀国から白山権現を勧請し安置したと伝えられる。漁民の信仰が厚く,船絵馬が奉納されている。以前由良漁港は白山島に設けられていたが,狭いため泊(とまり)(大字由良)に大きい港が造られた。海水浴場や磯釣りで訪れる人が多い。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7024212