鏡が池
【かがみがいけ】

東田川郡羽黒町大字手向(とうげ)に所在。池中納鏡の遺跡。羽黒山頂（419m）の三山合祭殿前の38×28mの池で，御手洗池とも呼ばれ，これまで数百面の鏡が出土している。平安期から江戸期までの和鏡・湖州鏡・儀鏡があり，出羽神社所蔵の190面は国重要文化財。池中の霊に奉献の目的で，鏡を水中に投入したものである。文献は，大場磐雄「羽黒山古鏡図譜」（昭和９年），川崎利夫・佐藤禎宏「羽黒山頂出土の諸遺物について」（昭和50年）など。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7024291