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上長井
【かみながい】


旧国名:出羽

(近世)江戸期に見える地域名。置賜(おきたま)郡のうち。米沢藩領。属した村々は,「上杉領村目録」によれば,笹野・吹屋敷・館山・花沢・山上・大沢・大小屋・大平・板谷・桑山・堂森・梓山・関町・赤柴・立石・小野川・梁沢・古志駄・遠山・外之内・福田・李山・谷地・関・綱木・上原・口田沢・入田沢・轟・宮井・小瀬・成島・上小菅・下小菅・長橋・小山田・桐原・東藤泉・西藤泉・塩野・中田・矢野目・東江俣・西江俣・一漆の45か村。また,正保3年の出羽之内置賜郡長井四ケ荘高之帳によれば上長井荘とあり,上記のうち大沢以下の8か村を除き,東藤泉・西藤泉を藤泉として1つにし,糠野目・小其塚・蛇口・上平柳・下平柳・洲之島・尾長島・堀金・莅・時田・大舟・奥田・玉庭・朴沢・手ノ子・松原・窪田の17か村を加えた53か村になっている。同史料によれば村高の合計は6万5,246石余。「米沢事跡考」には上長井郷とある。置賜地方,現在の米沢市のあたり。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7024510