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楠峰
【くすのきみね】


船形山を主峰とする船形連峰に含まれる山。尾花沢(おばなざわ)市と宮城県宮城郡宮城町との境をなす。標高1,211m。船形山の属する新火山系より一段古い火山で,含石英両輝石安山岩の溶岩からなる。山頂部は基盤岩が露出し,崩壊著しい。東側は急崖をなし,大倉川に落ち込んでいる。西側は丹生(にう)川の源流をなし,仙台カゴの急崖に対している。仙台カゴは籠が天に突き出た様子を思わせ,修験道隆盛当時は「日の神」(天照大神)を祀り,御所山(船形山)の掛所の1つであった。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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