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黒伏山
【くろぶしやま】


船形山を主峰とする船形連峰西部に位置する山。南の面白(おもしろ)山(1,264m)と対峙する。二峰一山で,1峰は沢渡(さわたり)黒伏山と呼ばれ,標高1,100m。南の一峰は観音寺黒伏山といわれ,標高1,227m。両山とも石英安山岩からなる。前者は西面に断崖をもち,竜神様が住むという御穴(洞窟)がある。かつては女人禁制で,ここに入って参拝祈願した者はその霊験によって年中無病息災で過ごせると言い伝えられた。後者は,北面が深い原生林に覆われ,ブナ・コナラ・アカミノイヌツゲなどが密生する灌木帯。南面は比高300m,東西1.5kmの岩壁で,格好のロックガーデンとして知られている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7024920