100辞書・辞典一括検索

JLogos

8

小鏑山
【こかぶらやま】


神室(かむろ)山地南部に位置する山。最上郡最上町と宮城県玉造郡鳴子町との境をなす。岩肌の露出した山頂は禿頭に似ており,禿(かむろ)岳とも呼ばれている。標高は1,262mであるが,東面の切り立ちが進み,かなりの高度感をもつ。南側に,かつて最上地方から仙台(宮城県)に抜ける主要路であった花立(はなたて)峠がある。峠名は,北にそびえる禿岳の神に花を手向けて通ったことにちなむという。また,小鏑山南西に広がる高原状台地は,前森原といわれ,古来小国駒の異名をとった名馬の放牧地であった。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7024989