角川日本地名大辞典 東北地方 山形県 10 猿羽根山【さばねやま】 最上郡と村山郡の境にある山。最上郡の南端に位置する。この山を越える峠道が猿羽根峠で,頂上に猿羽根地蔵が祀られている。「大泉庄三権現縁記」(県史15下)に「当国主武藤出羽守殿御代ニハ,庄内二郡ノ鮭延五ケ所,サバネ山迄,亦下由利郡迄,御持分也」とあるが,本記録は検討を要する。また,「筆濃余理」には,「義氏様御代には庄内御領者不及申に,さきのぶ五ケ所,さはね山村,又下は油利迄御持」とある。 KADOKAWA「角川日本地名大辞典」JLogosID : 7025303