青竜寺川
【しょうりゅうじがわ】

庄内地方南部，延長１万9,300mの一級河川。東田川郡櫛引(くしびき)町大字板井川地内で赤川から分岐し，鶴岡市の市街地西方を経て，同郡三川町大字青山地内で再び赤川に合流する。本来，赤川の古い流路であったが，慶長年間に本田(ほんでん)の土豪工藤掃部により用水路として開削された。流域面積21.7km(^2)のうち40％は西部の出羽山地にあたり，湯ノ沢岳・母狩山・金峯山などからの渓流を集める。鶴岡市・酒田市・東田川郡朝日村・同櫛引町・同三川町の５市町村にわたる5,300ha余を灌域とする。河川名は中流左岸の集落名（鶴岡市大字青竜寺）に由来する。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7025636