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角川
【つのがわ】


最上郡戸沢村南部,延長1万3,550mの一級河川。最上川の支流の1つ。同村大字角川地内,火打岳北麓に端を発し,上野川・沢内川・栃山川・長倉川・鹿沢川・中沢川・芦名沢川・三ツ沢川などを入れる。この付近一帯は東傾する軟質泥岩と硬質砂岩の互層からなり,数条のケスタ性地形を示していることから,これらの河川はいずれも左岸に対し右岸が急崖となっている。大字古口地内で最上川に流入する。流域面積89.7km(^2)のうち98%が山地。河川名は,多くの川を集めるという意味をもつ「津の川」に由来する。なお最上川は古口より約16kmの峡谷部が山内(やまのうち)と呼ばれる先行谷で,両岸の自然美を縫う最上峡舟下りの始点でもある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7026254