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鶴間池
【つるまいけ】


飽海(あくみ)郡八幡(やわた)町大字升田(ますだ)字奥山地内に位置する池。鳥海山頂(新山2,230m)南斜面にあり,標高820m。鳥海火山体活動による側火山の火口湖。下方に大台野泥流帯を流出。勾玉形を呈し,南北250m・最大幅130m・最大深度3.9m。北西隅から小沢水が流入し,南西隅から流出。大小5~6個の小島があり,周囲の林相はブナが主で美しい。東南隅は浅瀬でオオカサスゲが群生する。モリアオガエル・クロサンショウウオが多く,特にモリアオガエルの産卵期は周囲の広葉樹の枝が白く変色するほどで,県天然記念物に指定されている(県総合学術調査報告鳥海山・飛島)。鳥海国定公園域内。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7026315