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富並川
【とみなみがわ】


村山市北部,延長9.1kmの一級河川。最上川の支流の1つ。古く出羽三山と並んで信仰を集めた葉山(1,462m)東麓に端を発する。上流部は急流であるが山ノ内集落(大字山ノ内)がある標高600m付近から丘陵地帯となり,河川勾配も減少し,東流して最上川に注ぐ。合流点付近の最上川が山形盆地から尾花沢(おばなざわ)盆地に通じる部分は,狭隘な遷急点で最上川三難所(碁点(ごてん)・三ケ瀬・隼)がある。流域面積45km(^2)。伊蔵堰ほかの取水により300ha余が灌漑される。河道に沿う主要地方道新庄次年子(じねご)村山線は葉山への登山ルートでもある。河川名は付近の集落名にちなむ。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7026477