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梵字川
【ぼんじがわ】


上流部を八久和(やくわ)川ともいう。庄内地方,東田川郡朝日村地内を流れる延長3万7,500mの一級河川。赤川の支流の1つ。朝日村の最南端,磐梯朝日(ばんだいあさひ)国立公園内の寒江(かんこう)山(1,695m)北西麓を水源とし,朝日村中央部で赤川に合流する。全流域面積194km(^2)の99%が朝日山地にあたる。基盤が単一の花崗岩であるため浸食に対する抵抗も一様で,峡谷が続く。上流部に建設された八久和ダム(梵字川ダム)は本県最大の電力を供給する。川名については,かつては玉川と称したが,弘法大師が川を見つめて流れが梵字のようだといったことにちなむという伝承がある(安彦好重:山形県の地名伝説)。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7027484